俺様天然男子
そんなある日、学校帰りに遊んで、家に帰る前に寄った駅の近くのコンビニ。



ん?



て、天道 理音くん‼︎



カゴにジュースやお茶をたくさん入れている‼︎



黒に白文字のTシャツは、どこかのスタッフTシャツのようで。



こんなとこで会えるなんて…。



ドキドキしてきて、だけど嬉しくて。



彼に気づかれないように、観察開始。



お菓子コーナーでしゃがみ込んだ彼は、ふたつの箱を見比べて、なんだか困っているように見えた。



これって、話しかけるチャンスなのでは…。



ど、どうしよう…。



でも、こんなチャンスもうないかもしれない。



意を決して、ゆっくり彼に近づいた。



「あ、あのっ…」

「…………」



声をかけたら見上げられて。



表情が見えない。



その髪、本当に邪魔‼︎



「天道くん、だよね?なんか困ってるの…?」

「えっと…」



わっ‼︎



言葉を発したよ‼︎



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