俺様天然男子
いやぁ、理音くんだからなぁ…。
なにも考えてないんだろうなぁ…。
これはもう、あたしもなにも考えなくていいんじゃない?
「お邪魔します」
「部屋、掃除しときます」
どんなとこに住んでるのかな。
音楽関係のもの、たくさんあるのかな。
「で、今からどうする?」
「ドラックストア行きたいの」
「付き合うよ」
髪用のスプレーを買った。
理音くんは真剣にボディーシートを見てて、男用のは匂いが好きじゃないとか、冷たくなるヤツが欲しいとか。
「もしかして、暑いの苦手?」
「うん、冬の方がいい。汗かくの嫌い」
「スポーツもしない?」
「汗かかなきゃしてもいい」
やっぱり理音くんは理音くん。
暑いのが好きじゃないってことはよくわかりました。
こうやって、いろんな理音くんを知るんだろうな。
嬉しいなぁ。
あたしが独り占めしちゃってるんだよね?
そう思えば、気分はたまらなくいい。
その日、初めて家まで送ってもらった。
帰り道で『メガネ買おうかな』とか『髪切るよ』とか。
たくさん話した。
なにも考えてないんだろうなぁ…。
これはもう、あたしもなにも考えなくていいんじゃない?
「お邪魔します」
「部屋、掃除しときます」
どんなとこに住んでるのかな。
音楽関係のもの、たくさんあるのかな。
「で、今からどうする?」
「ドラックストア行きたいの」
「付き合うよ」
髪用のスプレーを買った。
理音くんは真剣にボディーシートを見てて、男用のは匂いが好きじゃないとか、冷たくなるヤツが欲しいとか。
「もしかして、暑いの苦手?」
「うん、冬の方がいい。汗かくの嫌い」
「スポーツもしない?」
「汗かかなきゃしてもいい」
やっぱり理音くんは理音くん。
暑いのが好きじゃないってことはよくわかりました。
こうやって、いろんな理音くんを知るんだろうな。
嬉しいなぁ。
あたしが独り占めしちゃってるんだよね?
そう思えば、気分はたまらなくいい。
その日、初めて家まで送ってもらった。
帰り道で『メガネ買おうかな』とか『髪切るよ』とか。
たくさん話した。