俺様天然男子
なんか、タブレットあるし。



すげー。



「ハンバーグだって‼︎寿司なのにハンバーグ‼︎」

「子供向けだよね」

「そうなの?頼んだら恥ずかしの?」

「恥ずかしくないよ。なんでも頼んでみればいいよ」



気になるものを片っ端から頼んだ。



ハンバーグが寿司になってることも、寿司屋にフライドポテトがあることも、さらにラーメンなんかも食えちゃうらしくて。



寿司屋の革命です。



「マジで楽しかった…」

「あははっ、お気に入りのお店増えたね」

「また来る、雛森と」

「うん。あっ、今回もごちそうさまでした…」

「いいの。俺がしたくてやってるの。バイト代の使い道もあんまりないからさ」

「お金持ちだねぇ…」



毎回俺が払うご飯代。



雛森は納得のいかない顔をしている。



だって、嵐生が『デートしてもメシすら奢れねぇ』と嘆いていたし。



まぁ、泉と遊びに行くためにバイトするって言ってたけどね。



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