俺様天然男子
その後、嵐生が風呂に入ってる間に帰ってきた両親。



泉は今日、地方撮影で泊まりだって言ってたから、帰ってこない。



嵐生の親が心配するといけないから、ちゃんと連絡は入れろと。



「おおおお、お世話になりますっ…」

「理音の友達ー‼︎ギターやってんだって?」

「は、はいっ‼︎めっちゃファンですっ‼︎兄貴が聞いてて…小学生の頃からファンですっ‼︎超かっけぇ…」

「そんな緊張しないでよ。で、聴きたいな、ギター」

「そそそそ、そんなっ…」

「理音も行こう、音楽部屋」



俺も風呂に入ってから、なぜか父さんも一緒に音楽部屋。



嵐生がめっちゃ緊張してる。



「俺、ベース弾いたげる」

「ま、マジスかっ‼︎」

「だって理音が歌うんでしょ?これやんの?モック?俺らじゃないのぉ?」

「理音が反対したもんで…」

「あははっ、さて。お手並み拝見」



緊張してる嵐生だったけど、ギターがうまくなっていた。



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