俺様天然男子
その後も、父さんからギターを教えてもらっていた嵐生と、夜中に布団に潜る。



わずかに雛森の匂いがして、なんだか照れた。



途中で寝てしまうという失態を犯さなきゃ、もっと話せたのに…。



嵐生から電話が来た時には、長いエンドロールになっちゃってたし。



雛森も寝てたっぽいけど、いつ寝たのかな。



寝顔、見たかったな…。



そんなことを考えていたら、いつの間にか寝ていた。



朝になり、ご飯を食べたらバイトに向かう。



嵐生はタカんちに遊びに行くと言っていた。



「おはようございます」

「おはよ、理音」

「モエさん、バイト増やす予定あります?」

「うん。面接したんだけど、音楽に興味ない人っぽくてさー」

「俺の友達がバイト探してて。バカだけどいいヤツなんですよ」

「あっ、もしかして前に来た?どの子?」

「嵐生って言う、ギターの」

「あの子ね‼︎いいよ、履歴書持って来いって言ってくれる?」



嵐生に連絡すれば、履歴書持って飛んで来た。



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