俺様天然男子
そのまま面接に入り、明日からのバイトが決まった。



「カッコいい人ですね。ルイ友だ」

「うん」

「あたしは理音くん推しだけど」



小桃ちゃん、そういうの、いいから。



俺、雛森以外に興味ないし。



「俺の彼女が超可愛くてね」

「…………」

「昨日、ずっと一緒にいたんだけど。超幸せだった」

「へぇ、付き合ったばっかりですか?」

「そうだね。まだ1ヶ月くらい。何やっても可愛いんだ。あっ、ごめんね、のろけて」

「いいですよ、別に…」



少しはダメージ食らったかな?



うん、君はどうでもいい人なんだよ。



俺は雛森以外と付き合うとか考えらんないんで。



バイトが終わって嵐生と合流してから、家に帰って音楽部屋。



「歌うから、静かにしててね」

「おぉ‼︎」

「そこじゃなくて、こっち。そこ、映る」

「わかった‼︎」



リクエストのあった男の曲。



俺がやることを眺める嵐生は、目が輝いていた。



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