俺様天然男子
楽しくて、汗かいて。



覗きに来た父さんに、正座してるタカとスバルに大爆笑して。



「いいね、君たち」



なんて、プロからの社交辞令の言葉をもらっちゃったら、自分たちも『プロになれんじゃね?』なんて夢を見る。



俺はね、好きなことをして生きていきたいと思うんだよ。



だからひとりで歌っていたんだと思うし。



俺もきっと、本当は歌で食べていきたいんだと思う。



そんな風に、ちゃんと考えるようになったのは、このメンバーに出会えたから。



今の環境に、しっかり感謝しなきゃね。



その後に疲れたから、俺の部屋でグダグタする。



「ヤリてぇ…」

「ご無沙汰?」

「かなり。高校入ってから微妙。なに、スバル。その余裕の顔」

「俺はほら、セフレいるんで」

「腹立つ〜…」



えっ、セフレって…エロいことする友達?



スバル、そんなことしてるの?



「やめろよ、チェリーが着いて行けねぇだろ」

「あぁ、わりぃ、理音」



そんな気遣い嬉しくないんだけど‼︎



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