俺様天然男子
【由乃】
夏祭り、奇跡的に午前のバイトのあたしと紗雪。
理音くんを誘ったら、理音くんもバイトを午前に調整してくれた。
彼氏と夏祭りなんて…浮かれるよ。
「由乃のはこっちのが似合わない?」
「でもこっちも捨てがたい…」
「早く決めなよ。何分眺めてんの」
紗雪と浴衣を買いに来たら、たくさんありすぎて迷ってしまって。
結局、紗雪に勧められた淡い紫色の蝶々の浴衣を選んだ。
着付けも簡単にできるみたいだし、楽しみだなぁ。
理音くんの家に家出していた山口くんは、レンタルスタジオでのバイトが決まって、ちゃんと家に戻れたみたい。
なので、夜の電話が復活した。
他愛もない話をして過ごすことが、あたしにはとても幸せな時間。
そして、お母さんの彼との食事の日も決まった。
あたしのバイトが早く終わる土曜日の夜。
お母さんはお店を急遽休みにした。
緊張しないようにと、気軽に入れるレストランなんてどうかとあちらが提案してくれたようで。
会うってだけで緊張するけど、お母さんのためにちゃんとしなきゃと、清楚系のワンピースを買った。
夏祭り、奇跡的に午前のバイトのあたしと紗雪。
理音くんを誘ったら、理音くんもバイトを午前に調整してくれた。
彼氏と夏祭りなんて…浮かれるよ。
「由乃のはこっちのが似合わない?」
「でもこっちも捨てがたい…」
「早く決めなよ。何分眺めてんの」
紗雪と浴衣を買いに来たら、たくさんありすぎて迷ってしまって。
結局、紗雪に勧められた淡い紫色の蝶々の浴衣を選んだ。
着付けも簡単にできるみたいだし、楽しみだなぁ。
理音くんの家に家出していた山口くんは、レンタルスタジオでのバイトが決まって、ちゃんと家に戻れたみたい。
なので、夜の電話が復活した。
他愛もない話をして過ごすことが、あたしにはとても幸せな時間。
そして、お母さんの彼との食事の日も決まった。
あたしのバイトが早く終わる土曜日の夜。
お母さんはお店を急遽休みにした。
緊張しないようにと、気軽に入れるレストランなんてどうかとあちらが提案してくれたようで。
会うってだけで緊張するけど、お母さんのためにちゃんとしなきゃと、清楚系のワンピースを買った。