俺様天然男子
お客さんに笑顔で『ごちそうさま』と言われると、本当に嬉しい。
オススメのパンケーキをスマホで撮って、キャッキャしてる同い年くらいの女の子を見るのも嬉しい。
小さな子にキッズランチのおもちゃをあげた時の嬉しそうな顔を見るのが、たまらなく好き。
理音くんとデートする予定がなきゃ、あたしはここのバイトに出会えなかったと思う。
だから、理音くんに感謝です。
バイトに明け暮れ、夜に理音くんと電話して。
あっと言う間にお母さんの彼氏に会う日。
ポニーテールに結んだ髪と、買ったばかりのワンピース。
「変じゃない⁉︎」
「どうして由乃が気合入れてるのよ。私は変じゃない?」
「お母さんは何着ても似合うからいいの‼︎」
「あははっ、そろそろ行こうか」
タクシーで向かったレストランは、老舗の洋食店だった。
どんな人だろう…。
ドキドキする…。
「いらっしゃいませ」
予約の名前を言えば、店員さんが案内してくれた。
そこにいたのは予想よりも遥かに若い男性だった。
「工藤さん、おたませ」
工藤さん。
オススメのパンケーキをスマホで撮って、キャッキャしてる同い年くらいの女の子を見るのも嬉しい。
小さな子にキッズランチのおもちゃをあげた時の嬉しそうな顔を見るのが、たまらなく好き。
理音くんとデートする予定がなきゃ、あたしはここのバイトに出会えなかったと思う。
だから、理音くんに感謝です。
バイトに明け暮れ、夜に理音くんと電話して。
あっと言う間にお母さんの彼氏に会う日。
ポニーテールに結んだ髪と、買ったばかりのワンピース。
「変じゃない⁉︎」
「どうして由乃が気合入れてるのよ。私は変じゃない?」
「お母さんは何着ても似合うからいいの‼︎」
「あははっ、そろそろ行こうか」
タクシーで向かったレストランは、老舗の洋食店だった。
どんな人だろう…。
ドキドキする…。
「いらっしゃいませ」
予約の名前を言えば、店員さんが案内してくれた。
そこにいたのは予想よりも遥かに若い男性だった。
「工藤さん、おたませ」
工藤さん。