俺様天然男子
そんな願いも虚しく、話しかけるきっかけも見つけられないまま、いつの間にか毎日通うようになった電車に乗る前の帰り道のコンビニ。
この近くでバイトなら、また来るんじゃないかと思って。
ムダに立ち読みをして、時間を潰していた時だった。
「理音、力持ちっぽいじゃん」
「そんなことないよ」
「いやいや、あたしよりは力持ちだよ」
「一応男なんで、ナツメさんに負けるのはヤダ」
「じゃ、頼むよ」
女の人と一緒に買い物に来た天道くん。
同じTシャツだからバイト仲間かな…。
また、たくさんの飲み物を買ってる。
それと、お菓子もたくさん。
うん、買い出しだよね…。
「ナツメさん、これ?」
「違うよ、こっち。それ、ミルク味じゃん。モエさんが言ったのはイチゴ味」
「よかった、ナツメさんがいて」
そう言ってニコッと笑った口元に、ものすごくショックを受けた。
学校以外では笑うんだね…。
それとも、その人限定?
この気持ちの行き場は、どうしたらいいのかな…。
この近くでバイトなら、また来るんじゃないかと思って。
ムダに立ち読みをして、時間を潰していた時だった。
「理音、力持ちっぽいじゃん」
「そんなことないよ」
「いやいや、あたしよりは力持ちだよ」
「一応男なんで、ナツメさんに負けるのはヤダ」
「じゃ、頼むよ」
女の人と一緒に買い物に来た天道くん。
同じTシャツだからバイト仲間かな…。
また、たくさんの飲み物を買ってる。
それと、お菓子もたくさん。
うん、買い出しだよね…。
「ナツメさん、これ?」
「違うよ、こっち。それ、ミルク味じゃん。モエさんが言ったのはイチゴ味」
「よかった、ナツメさんがいて」
そう言ってニコッと笑った口元に、ものすごくショックを受けた。
学校以外では笑うんだね…。
それとも、その人限定?
この気持ちの行き場は、どうしたらいいのかな…。