俺様天然男子
本人を目の前にしても理解不能のようだったけど、じいちゃんが名刺を出したら倒れそうになって。



「う、うちのバカ息子をどうかっ‼︎どうかまともな息子にしてくださいぃぃぃぃ〜…」



そう言って泣き付かれて。



本当におもしろい…。



これで、本当に決まった合宿。



「あぁ、俺だ。ギターとベースとドラム、個人レッスン。ん?ウタんちで。高校生のガキ。おぉ、毎日な。はいよろしくー」



どうやら、誰かに話をつけたようだ。



電話一本で、家に帰れば派遣されていた大人3人。



スゲーよ、じいちゃん…。



みんな見たことある人…。



「コイツら、レベル上げてやって」

「わかりました。期間はどのくらいですか?」

「んー、2週間」

「短いですね…。了解です」



それぞれに1人ずつ、先生が着いた。



急遽決まった合宿は、地獄の始まりだったらしい。



俺はじいちゃんちで、じいちゃんに指導を受ける。



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