俺様天然男子
どうでもいいから放置してたんだけど、わかってくれる子がいるのが嬉しいな。



「愛花のやり過ぎ感について行けなかっただけだよ。あたし、今の方が気楽で楽しいしね」

「うん、よかったと思う。こうして手伝ってくれたりさ、本当に誤解してた。ごめんね?」

「謝られてもっ‼︎何もされてないからね⁉︎」

「いやぁ、机とか、天道くんのこととか…。見て見ぬ振りしてたしさ」

「ううん、その気持ちだけで嬉しい。バイトしてるから、たまにしかお手伝いできなくて…こっちがごめんねだよ」




なんだか、クラスの子たちと仲良くなれた気がする。



理音くんの人気急上昇はうなぎ登りなわけだけど、理音くんは最近お疲れで寝てることが多いので誰とも話したりしてない。



あたしの顔を見ればふにゃっと笑う顔を見ると、ものすごく安心する。



どうにかして、理音くんを癒したいと思う反面、あたしも癒されたい…。



理音くんが足りないです…。



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