俺様天然男子
これはヤバイ。



これはかなりくる。



「さ、サボる?」

「サボったら、雛森も不良になっちゃう…」

「あたしは大丈夫だよ。元々、たまにサボったりしてたし」

「ちょっと待ってて。紗雪にサボるって言っといて」



教室から出てった理音くん。



あたしは紗雪に理音くんと授業をサボることを伝えた。



「行こう」



手を差し出され、どこに行くかと思えばオタ部。



いいのかな?



窓際にある古ぼけたソファーに座らされて。



「よいしょ」

「へっ⁉︎」



理音くんが膝枕してきたよ。



この状況は…どうしたらいいのですか…?



「り、理音くん…」

「好きにしていいよ…」

「はい⁉︎」

「うん、大好き…」



話の通じない理音くんは、スヤスヤと寝始めてしまった。



寝ぼけてる…?



なにこれ。



動けないし、可愛いしっ‼︎



しかも、なんであたしの方向いて寝るの‼︎



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