俺様天然男子
隣に座ってモグモグしてる雛森の頭…。



撫でたい…。



でも、これが邪魔だ。



「んにゃ⁉︎」

「これ、嫌だ…」

「り、理音くん…?何してる…の?」



お団子、握ってみた。



雛森のサラサラの髪に指を滑らせるのが好きなのに。



「理音…。お前を知らない人がビックリするでしょ?」

「なんで。だって、可愛いけど邪魔なんだもん」

「由乃、お疲れ…」



嵐生に憐まれてる…。



あっ、雛森の顔が真っ赤だ…。



手を離すと、恥ずかしそうにご飯を食べた。



「理音くんって…由乃のこと大好きなんだね…」

「うん?可愛いでしょ?」

「か、可愛いね…。でもなんか、安心したなぁ。由乃が楽しそうで」

「楽しい?雛森」



モグモグしながら俺を見上げた雛森が、コクコクと頷いた。



か、可愛い…。



チューしたい…。



抱っこしたい…。



誰もいないとこに引きずり込んで撫で回したい。



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