俺様天然男子
ふわぁ…。



柔らかい…。



雛森の匂いがする…。



あぁ、幸せだ…。



「チューしたい…」

「ダメ…。その後、どんな顔すればいいのかわかんない…」

「ケチ…」

「ねぇ、理音くん、重くないの…?」

「重くないよ。雛森、細いもん。ほら、ウエストとか…肉ない」

「ちょっ、触っちゃ…」

「もうちょっと太って?ケツの骨が痛い」

「なっ⁉︎お、降りるっ‼︎」

「ダメだよ。ヒーリング中なんだから」

「あたしにそんな効果ないからね⁉︎」



あるのに。



雛森の顔見ると癒される。



抱きしめたら、ドキドキするけど幸せ。



「雛森、横になりたい」

「うん、疲れてるんでしょ?寝てもいいよ?」

「雛森も一緒がいい…」

「へっ⁉︎そ、それは…」

「チューと、一緒に寝るの、どっちがいい?」

「それって選ばなきゃダメなの…?」

「ダメだよね。今日の俺、雛森に触ってないと死んじゃう気がする」



真っ赤…。



可愛いんだから。



でも、雛森が悪いよ。



俺の誘いに乗って、俺の部屋に来ちゃったんだから。



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