俺様天然男子
モゾっと身を捩られると、俺のリトルくんが痛いくらい主張し始めたので、とりあえずバレないように腰を引いといた。



それでも触っていたくて、ひたすら触る。



「り、理音くんっ…あのっ…」

「んー?」

「も、やめて…?」



涙目でそんなこと言われたら、理性が崩壊しそうになる。



やめたくないけど、雛森が辛そうだ。



「じゃあ…そっち向いて?」

「ん…」



背を向けた雛森を後ろから抱きしめて、うなじに顔を埋める。



ハァ…噛みつきたい…。



「理音くんっ‼︎首やめっ…」

「も、黙って…」



我慢するから。



キスだけにしておくから。



しばらく雛森の匂いと、首の感触を楽しんでいたら、いつの間にか眠っていた。



こんなに癒されるんだから、やっぱり雛森には不思議なヒーリングパワーがあるんだと思う。



目が覚めた時、雛森も寝ていて、お昼をすっかり過ぎていた。



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