俺様天然男子
俺と修平さんがいる日は、弦の張り替えくらいの依頼は受けることになった。



ただし、素人だからということが前提だけど。



「理音、俺、掃除行ってくる」

「よろしく」



弦を張り替えながら受付。



慣れた俺は、楽しんで仕事をしてます。



で、終わったら嵐生を連れて家に帰る。



とりあえずふたりで筋トレに励み、なぜか一緒に風呂に入る。



「キレイな顔して…」

「なに…」

「凶器じゃん、お前のそれ。由乃、気の毒…」

「凶器なの…?」

「日本人じゃねぇのかよ…」

「日本人ですけど…」



父さんがクオーターだったね。



地毛、かなり明るいし。



俺のリトル…リトルじゃなかったのか…。



「おい、こっち見んな…」

「なんかごめん…」

「憐むな‼︎普通だから、これが‼︎」



ギャーギャー騒ぎながら風呂から出た。



あっ、泉がいる。



「あっ、嵐生くん」

「おかえり、イズミちゃん。今帰り?」

「そうなの。疲れたからお風呂入って寝る」

「大変だなぁ、女優さんは」



普通、なんだよね…。



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