俺様天然男子
なので、学校が終わってからのバイトで嵐生に悩みを打ち明けた。



「は…?」

「だから、どうやってエッチすんの?何すればいいの?」

「えっ、そこから…?ネットとか、なんでもあんだろ…」

「怖いじゃん。ウィルスとかさぁ…」

「わかった。お前今日、俺んち来い」



初めてお邪魔した嵐生の家では、お母さんが大歓迎してくれた。



友達の家にお泊まり、初めてだ…。



コンビニで買った夜ご飯を食べて、筋トレしてからお風呂を借りて。



「では、ただいまより、エロDVD観賞会を始めます」

「うん、いいよ」

「理音が本気にするとやべぇから、ソフトなヤツ、兄貴の部屋からパクって来たから」



ドキドキしながら見た。



えっ、こんな…ウソ…。



「い、痛くないの…?」

「いいか、理音。これはほとんど演技だ」

「演技…」

「これはやったら引かれるヤツな」

「うん…」

「こんな盛大に声なんか出ねぇからな?」

「ふむふむ…」



勉強になったと、思う…。



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