俺様天然男子
人もまばらな音楽室。
理音くんがピアノを弾きながら、流暢な英語で歌う、世界的に有名な歌。
「すっげ…」
残ってる子、みんな急に始まったミニコンサートに唖然としてて。
先生までポカーンとして。
教室に戻ろうとしていた人たちが、帰れなくなっている。
演奏が終わると、一瞬静まり返った音楽室。
「ご清聴、ありがとうございました」
笑いながら理音くんがそう言えば、歓声と拍手の嵐。
いちばん感動していた先生が、興奮気味に理音くんを褒めちぎっていた。
この人があたしを好きだなんて、本当に変な気分。
あたしと理音くんじゃ、持ってるものが違いすぎる。
「歌、超うめぇ‼︎」
「ピアノ習ってたの⁉︎」
あらら、囲まれちゃった。
そうなんだよね、きっと。
理音くんは、人を惹きつける力を持っている。
あたし、理音くんが本気で歌う人になりたいって言うなら…全力で応援するからね。
理音くんがピアノを弾きながら、流暢な英語で歌う、世界的に有名な歌。
「すっげ…」
残ってる子、みんな急に始まったミニコンサートに唖然としてて。
先生までポカーンとして。
教室に戻ろうとしていた人たちが、帰れなくなっている。
演奏が終わると、一瞬静まり返った音楽室。
「ご清聴、ありがとうございました」
笑いながら理音くんがそう言えば、歓声と拍手の嵐。
いちばん感動していた先生が、興奮気味に理音くんを褒めちぎっていた。
この人があたしを好きだなんて、本当に変な気分。
あたしと理音くんじゃ、持ってるものが違いすぎる。
「歌、超うめぇ‼︎」
「ピアノ習ってたの⁉︎」
あらら、囲まれちゃった。
そうなんだよね、きっと。
理音くんは、人を惹きつける力を持っている。
あたし、理音くんが本気で歌う人になりたいって言うなら…全力で応援するからね。