俺様天然男子
スバルくん、それは理音くんの妹だからね。



「はいはい、離れて離れて」

「別にいいじゃん」

「泉、スバルはひとりの女じゃ満足できない体だから、本気になっちゃダメ」

「お前っ、それは…違くね?いずみんが相手なら満足すっからね⁉︎」

「ゲス」

「うるせぇ、お兄様」

「なんか腹立つ…」

「で、泉ちゃんはどんな男がタイプなんだっけ?」



泉ちゃんがスバルくんの毒牙に…。



呆れたようにため息をついた理音くん。



またベッドに座り、今度は当たり前のように抱っこ。



泉ちゃんもいるのに恥ずかしい…。



みんなが騒いでる姿をボーッと眺めていたら、午前中からの緊張のせいか、眠ってしまっていた。



目が覚めると、理音くんとベッドの中。



みんなで初詣に行くって言ってたのに…。



起き上がって周りを確認すると、そのみんなはいなくなってて、あたしと理音くんだけのようだ。



「置いていかれた…」

「いいよ、由乃…まだ寝てて…」

「理音くん、ごめん…」

「ん、ダメ…まだ、ダメ…」



グイッと抱きしめられて、布団の中に逆戻り。


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