俺様天然男子
俺はどうしたらいいかと心配してるけど…。



雛森さんに話しかけられて、うまく話せなかったし…。



女の子とまともに話したことないし…。



でも、嬉しかったのは事実。



俺なんかに話しかけてきて、ありがとうと言われて。



恥ずかしくて、すぐにヘッドホンに逃げた。



俺は山口くんみたいに、ご飯に誘われることなんか一生なさそう。



なんだか1日ソワソワしていた。



迎えた放課後、山口くんが俺の席にやって来て。



「行こっか」



続いて山口くんが可愛いと言った紗雪?さんが雛森さんとやって来た。



うん、行こう。



「よろしくお願いします…」

「「…………」」

「えっ…間違った…?」

「理音、お前は可愛いな…」

「何が…」

「いや、俺は好きだぞ、お前のギャップ。よし、食うぞー」



よくわからない山口くんと並んで歩き、紗雪さんが連れて来てくれたお店には、3人前のジャンボラーメンが存在していた。



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