俺様天然男子
努力だってしたもん。



「死ぬほど練習する、俺。置いてかれたくねぇ」

「大丈夫だよ、タカ。確実にうまくなってるし、すでに置いてかれてるから」

「おいっ、お前ひどくね⁉︎」

「あははっ‼︎死ぬ気で追いつけばいいじゃーん」

「覚えとけよっ‼︎俺がめっちゃ上手くなったら、高級焼肉奢らせっからな‼︎」

「なれればね?」

「このクソ毒舌ヤローがっ‼︎」



タカはいちばん伸びてるよ。



向上心があるから、どんどんうまくなってるし。



嵐生のギターだって、出会った頃とは全然違う。



スバルなんか、わけわかんない足の動きを身につけたらしいし。



みんな、成長してるよ。



「まずは…やっぱ生配信?」

「あれ嫌いだぁ…。アンチウザい…」

「理音がケンカ買わなきゃいいだけだろ」

「だってぇ…」

「つべこべ言うな。忘れてると思うけど、俺がリーダーなんだからな」

「「忘れてた…」」

「マジかよっ‼︎人望ねぇな、俺っ‼︎」



どうやら、まだまだ忙しくなる予感。



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