俺様天然男子
由乃と休みの日にイチャイチャなんてことできる時間がなくて。



学校でしか会えない…。



「体育祭、何出る?」

「何にしよう…。球技苦手…っていうか、団体競技が苦手」

「あははっ、この前敵にパス出してたもんね」

「俺、陸上でいいや。ひとりで走る。由乃はテニスに出たら?」

「えっ?なんで知ってるの⁉︎」

「小桃ちゃんから聞いた」

「恥ずかしいなぁ…。そんなに上手くないんだけど…。でも、ルール知ってるからそうしよ」



由乃のテニス姿…。



むふっ。



活力ゲット。



「それより、目が痛いから離れない?」

「やぁだ」



休み時間、他の学年やクラスから珍しいもの見たさで来る女共の牽制に、由乃を膝の上に置く。




見るなよ。



あっ、見てもいいけど。



俺、由乃以外眼中にないから。



そんな気持ちを込めて抱っこ。



たまにはデートしたいなぁ…。



でも、俺が忙しいんだよねぇ…。



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