俺様天然男子
リビングには蕾さんがいて、カギはかかっているけど、こんな状況で。



声を必死に押さえて、ただ、理音くんにしがみ付く。



こんなの、おかしくなる。



怖い。



「理音くっ…も…怖っ…」

「ははっ、我慢してるの?おバカだなぁ、由乃は。由乃専用なんだから…たっぷり食べさせてあげるよ」

「待っ…」

「言ったでしょ?わからせてあげるって」



意識がなくなる。



もう、お腹いっぱいだから…。



これ以上、食べられないっ…。



「なに寝ようとしてるの…。由乃にしかこうならないんだよ?わかった?わかんないなら…まだ残り3つあるよ?」

「ごめっ…も、ムリっ…」



わかったから。



もう、わかったよ。



あたし、理音くんに愛されてるから。



自信持っていいんだよね?



もう疑わない。



信じる。



「はぁ…中に…出したい…」

「はぁ⁉︎」

「責任なら取るよ。俺、めっちゃ働くし。苦労させるかもしれないけど…一生大事にするから…」

「なに言ってるの…?」

「それくらい…好きだよ」



泣きそ…。



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