俺様天然男子
そのまま由乃とゆっくりしてから、午後になり、事務所にみんなで顔を出す。



会議室に入り、じいちゃんのお言葉を、ただ待つだけ。



「まぁ、初めてにしては上出来。タカはもう少し、自信持ってやれるようにならねぇとな」

「はい…」

「スバル、緊張したか?珍しく崩れたな」



ひとりひとり、感想を述べられるなんて思ってなくて。



俺、怒られるかな…。



「嵐生はよく頑張った。ちゃんと盛り上がったし、悪くねぇ。そして理音」

「はい…?」

「急にアレンジ入れても、対応できるわけねぇだろ、ボケが。自信あんのはわかっけど、周りをもっとよく見ろ。タカがどんだけ焦ってたかわかってんのか?」

「いやぁ…自分のことでいっぱいいっぱいで…」

「楽しむのは結構。でも、hackはお前だけのものじゃねぇってこと、しっかり頭に入れとけ」

「はぁい…」

「まぁ、総合的に見て…よくやった」



お叱りを受けたけどまぁ、よかったのかな?



俺だけのhackじゃない、か…。



うん、そうだよね。



ごめん、みんな。



みんなのこと、もっとよく考えるからね。



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