俺様天然男子
黒に染まる気がした。
由乃に対して、こんな気持ちにはなりたくないのに。
腹が立つ。
俺がなんかした?
忙しいのが気に入らないの?
なんで、何も言ってくれないの。
ほら、また考え事してる。
イライラしてきて。
学校にいたくなくて。
「嵐生、打ち合わせはちゃんと行くから」
「えっ?」
「帰る」
由乃の顔を見ていたくない。
無性に何かを壊したくなる。
物に当たっちゃダメだと、小さな頃から教えられて来た。
「ただいま」
「おかえっ⁉︎学校は?」
「サボり。たまには許して」
「いいけど…何かあった?」
「ううん。俺、音楽部屋にこもるね」
「わかった。お昼ご飯になったら呼ぶね」
「いい、いらない。お願い、母さん…ほっといて欲しい」
「…………うん。お腹空いたら、いつでも食べなよ?」
ごめんなさい。
母さんにまで当たりそうだ。
だから、ほっといて。
由乃に対して、こんな気持ちにはなりたくないのに。
腹が立つ。
俺がなんかした?
忙しいのが気に入らないの?
なんで、何も言ってくれないの。
ほら、また考え事してる。
イライラしてきて。
学校にいたくなくて。
「嵐生、打ち合わせはちゃんと行くから」
「えっ?」
「帰る」
由乃の顔を見ていたくない。
無性に何かを壊したくなる。
物に当たっちゃダメだと、小さな頃から教えられて来た。
「ただいま」
「おかえっ⁉︎学校は?」
「サボり。たまには許して」
「いいけど…何かあった?」
「ううん。俺、音楽部屋にこもるね」
「わかった。お昼ご飯になったら呼ぶね」
「いい、いらない。お願い、母さん…ほっといて欲しい」
「…………うん。お腹空いたら、いつでも食べなよ?」
ごめんなさい。
母さんにまで当たりそうだ。
だから、ほっといて。