俺様天然男子
ベッドに座って、ボーッとする。
忙しいことを言い訳にしてたのか、あたしは。
理音くんのこと、傷つけたよね…。
もう一回、ちゃんと謝ろう…。
「んー、いい風呂だったぁー」
「理音くん、ごめんなさい…」
「もういいって。俺も悪かったしさ」
「なんでそんなに優しいの…?」
「好きだからでしょ。由乃だって、俺のことが好きだから、俺のこと考えた末の結果だったんじゃないの?そう、自惚れたいけど」
「そう、だよ?理音くんが大好きだから、困らせたくなかった…。でも、違うよね。心配してくれたのに、何も言わなくてごめん」
ガシガシと、強い力で頭を撫でられて。
いい匂いの理音くんに抱きしめられる。
間違いは、きっと誰にでもあるけど…それに早く気づかなきゃいけない。
そう学んだよ。
「理音くん?あのね」
「うん?」
「お父さんに会ったの」
「えっ⁉︎実の父親⁉︎どんな人だった?」
「よくわかんない。理音くんに雰囲気が似てたけど…ヤクザだったよ」
「へっ?由乃のお父さんって…ヤクザなの…?」
「お付きの人みたいな、スーツの人に『オヤジ』って呼ばれてた…。なんかね、捕まるかもしれないから、その前に会いたかったんだって。100万くらいするバッグ、無理やり押しつけられた…」
「はははははっ‼︎」
もう、隠し事はないよ。
忙しいことを言い訳にしてたのか、あたしは。
理音くんのこと、傷つけたよね…。
もう一回、ちゃんと謝ろう…。
「んー、いい風呂だったぁー」
「理音くん、ごめんなさい…」
「もういいって。俺も悪かったしさ」
「なんでそんなに優しいの…?」
「好きだからでしょ。由乃だって、俺のことが好きだから、俺のこと考えた末の結果だったんじゃないの?そう、自惚れたいけど」
「そう、だよ?理音くんが大好きだから、困らせたくなかった…。でも、違うよね。心配してくれたのに、何も言わなくてごめん」
ガシガシと、強い力で頭を撫でられて。
いい匂いの理音くんに抱きしめられる。
間違いは、きっと誰にでもあるけど…それに早く気づかなきゃいけない。
そう学んだよ。
「理音くん?あのね」
「うん?」
「お父さんに会ったの」
「えっ⁉︎実の父親⁉︎どんな人だった?」
「よくわかんない。理音くんに雰囲気が似てたけど…ヤクザだったよ」
「へっ?由乃のお父さんって…ヤクザなの…?」
「お付きの人みたいな、スーツの人に『オヤジ』って呼ばれてた…。なんかね、捕まるかもしれないから、その前に会いたかったんだって。100万くらいするバッグ、無理やり押しつけられた…」
「はははははっ‼︎」
もう、隠し事はないよ。