俺様天然男子
普段漬けも出来そうなデザイン…。



「これは由乃にね。姉と弟でお揃いー」

「う、嬉しい…。可愛いし‼︎」

「大きくなったらあげてね、由布子さん」



思いがけないプレゼントは、理音くんが一生懸命考えてくれたみたい。



嬉しいなぁ…。



「あっ、ケーキ天道家に置いてきちゃった…」

「帰ったら食うよ。ありがとう」

「本当、ごめん…。こんなアホで…」

「由乃は存在してくれるだけでいいんだけどねぇ」



そんな恥ずかしいこと、親の前で言わないでよね…。



だけど本当に嬉しいなぁ。



「お父さん、理音くんち行ってきていい?」

「いいよ。うちにいてもパーティーって感じになんないし。楽しんでおいで」

「ありがとう‼︎」



眠る由嬉のほっぺをプニプニしてる理音くんは、やっぱり顔が緩い。



その顔大好き。



「理音くんのおうち行こう?ケーキ食べよう」

「いいの?今日、うちうるさいかもよ?」

「大丈夫‼︎」

「じゃあ、待って。ユッキー激写きてから…」




寒いお外に出て、理音くんちに。



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