俺様天然男子
家ではバーストメンバーが酒盛りしていた。


「あー‼︎あたしのケーキっ‼︎」

「ごめん、うまそうで食っちゃった」



悪気のなさそうなバーストのお兄さんたち。



唯一のプレゼント…。



無残にも、残りわずかになっていて。



蕾さんがバーストの奥様たちとクリスマスパーティーに出かけているからやりたい放題になってたようだ…。



「お前らマジ最低」

「許せよ、理音。うまかったよ?それにこんなにひとりで食えねぇじゃん?」

「せっかく由乃が作ってくれたのに…」

「まぁまぁ、飲めよ」

「未成年だから。マジ死ね、クズども」



そう言って残りのケーキを食べた理音くんは、テーブルに並ぶ豪華な料理を奪い取って部屋に向かった。



静かになった空間で、ふたりでゆっくり食べながらのクリスマス。



「許せない、あいつら…」



理音くんがずっと文句を言っていた。



お互いにお風呂に入って、同じ布団に入る。



来年も一緒にクリスマス過ごせるといいな。



その先もずっと、ね?



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