俺様天然男子
ユズキちゃんって、見た目通りいい子…。



「ありがとう、ユズキちゃん。なんか、ちょっとわかって来た」

「ならよかった。じゃ、後半戦も頑張ろうね」

「うん‼︎」



ディナータイムの大人な時間に緊張しながら、なんとか初日を終えることができた。



朝は比較的遅く、夜も遅い帰り。



夜の11時近くに、やっと帰って来れた。



「あっ、おかえり」

「理音…くん…」

「おかえり」

「た、ただいま…?」

「ご飯食べた?」

「あっ、うん。昼夜通しだと、賄い2食付きだから」

「お疲れ様」



お風呂上がりの理音くんが、ソファーに座ってパソコンを弄っていた。



あたしもお風呂に入ろう…。



「お風呂入るね」

「うん」



疲れからか、早く寝たくてシャワーで済ませて。



髪を乾かして歯磨きをしたら寝るだけ。



洗濯物、明日やる…。



「由乃、お水飲む?」

「ありがとう」



渡されたペットボトルを開けて、ゴクゴク飲んで。



理音くんがいる安心感からか、すごく眠い…。



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