俺様天然男子
今日は休みだって言ってたから、少しゆっくりできたかな?



「うわっ、誰だよ…俺のギターケースにこんなの入れたやつ‼︎」

「「ぎゃはははははっ‼︎」」



俺たちの隙を見てのイタズラは健在で、気を抜くとやられる。



仕返しされて、やり返しての繰り返し。



「あっ、そうだ。今度のフェス、由乃来るから」

「じゃあ紗雪も呼ぶか」

「泉はムリだよね。顔バレちゃってるし」



どうやら、まだ手を出していないスバルはチーンってなってるよ。



俺たちのファンだと公言していて、たまに俺とSNSで絡む泉だけど、さすがにフェスなんか来たら騒がれる。



日曜日にもかかわらず、休みを希望した由乃は、次の日は定休日で休みだし。



リフレッシュできるといいな。



「ねぇ、見てこれ。可愛くない?」

「由乃ちゃんのプライバシー、俺らに侵害されまくりだな…」

「誰かに自慢したくなるじゃん‼︎可愛いんだもん」



『うちのペット見て‼︎すっごく可愛いから‼︎』という気持ちがよくわかる。



可愛いんだよ、由乃。



一緒に住むようになって、由乃の可愛さに更に気づいちゃってるからね、俺。



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