俺様天然男子
あたし、理音くんと付き合ってて大丈夫なんだろうか…。



「着替えておいでよ」

「どっか行くの…?」

「もう少し、由乃が歩けるようになったらね。ワッフル、約束してたでしょ?デートしよ。それとも…」



近づいて来た理音くんの顔。



ペロッと舐められた唇。



「1日ベッドにいる…?」



なんて、小首を傾げて可愛く言われても、さっきの恐怖から、思い切り首を横に振るしかない。



この人の女の子のファンに教えてあげたい。



理音くんは、ウサギの皮を被ったサイコパスだと。



「なら、ゆっくり準備しよっか」



これ以上、あたしの気持ちを言ったらベッド行きだと思って口を閉じる。



疲れたからゆっくりしたいなんて言ったら、ゆっくりセックスに持ち込まれるに違いない。



危険人物。



前からそうだったけど、それでも好きで好きで、やめられないあたしは、本当に頭がおかしいんだと思う。



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