俺様天然男子
でも、今の俺はものすごく、気分がいい。
これが落ち着いていられるかと、体が熱い。
「で、よろしくな、理音」
「俺…やるって言ってない…」
「じゃあやんねぇの?他に探していいのかよ」
「他に…」
「今断ったら、二度とこんなチャンスなくなるぞ?」
「だけどっ‼︎俺、人前出るの嫌いだしっ…」
「んなもん、4分の1だろ」
バンドを組めば、俺の人前嫌いが4分の1に減るってこと…?
どういう計算でそうなるの?
「嵐生って、バカなんだね」
「はぁ⁉︎バカじゃねぇよ。緊張しても、嫌なことあっても、メンバーがいれば4分の1になんじゃねぇの?」
「そう、なの…?」
「俺も背負ってやるよ?」
嵐生って、本当にいいヤツ。
俺のこと、ちゃんとわかってるんだなぁ。
「腹減ったからラーメン行こうぜ。話ながら」
こうして、勝手に加入させられたバンドのボーカルになった。
これが落ち着いていられるかと、体が熱い。
「で、よろしくな、理音」
「俺…やるって言ってない…」
「じゃあやんねぇの?他に探していいのかよ」
「他に…」
「今断ったら、二度とこんなチャンスなくなるぞ?」
「だけどっ‼︎俺、人前出るの嫌いだしっ…」
「んなもん、4分の1だろ」
バンドを組めば、俺の人前嫌いが4分の1に減るってこと…?
どういう計算でそうなるの?
「嵐生って、バカなんだね」
「はぁ⁉︎バカじゃねぇよ。緊張しても、嫌なことあっても、メンバーがいれば4分の1になんじゃねぇの?」
「そう、なの…?」
「俺も背負ってやるよ?」
嵐生って、本当にいいヤツ。
俺のこと、ちゃんとわかってるんだなぁ。
「腹減ったからラーメン行こうぜ。話ながら」
こうして、勝手に加入させられたバンドのボーカルになった。