俺様天然男子
その後にお客がたくさん来て、忙しくなった。



修平さんとの話は終わり、そのままバイト終了。



気分、よくない…。



家に帰って、ご飯食べて。



風呂に入って。



壊れたヘッドホンを机に置いた。



明日からどうしよう…。



俺の優雅な時間が…。



前に使っていたイヤホンを引き出しから取り出して、カバンに入れた。



あっ、デートの場所探そう。



暗闇でベッドに入って、デートする場所を探す。



デートって、なにするんだ?



雛森は、どんなところが好きなのだろう。



ゴロゴロと、体制を変えながら探してみても全く決まらない。



そのうち、喉が乾いて来て。



リビングに出ると、泉がタブレットで何かしてた。



「台本?」

「うん、今度のドラマ」

「なに役?」

「意地悪女子高生。あたし、いろんな人に恨まれちゃうかも」

「役でね」

「あっ、お兄ちゃん‼︎ちゃんとデートに誘った?」



好きだね、その話題。



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