総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
《そんなに忙しいの?今から少しだけでも話せない?》
……春ちゃん。
《ごめんね、できない》
今、どんな態度で話せばいいのかわからないよ。
《また私から、連絡するから》
続けてそう送ると、春ちゃんからも返信が届いた。
《一瞬でいいから》
《サラの声聞きたい》
《お願い》
まさか春ちゃんは、私がこんなにも近くにいたなんて知る由もないんだろうな。
数日前に会ってるんだよ私たち。
春ちゃんに……気づいて欲しかったっ……。
これ以上の返信はせず、画面を閉じた。