総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「やよ、由姫明日来るって」
「俺も今返事来た」
やよの目が、キラキラ輝いてる。
由姫が休んでいる間落ち込んでたから、やよが元気になってよかった。
俺も……明日由姫と会えると思ったら、元気でた。
氷高の不機嫌オーラが柔らいで、こいつにも返事が来たのかと察する。
早く明日にならないかぁ……。
そう思いながら、由姫に見せるためいつも以上に綺麗にノートをとった。
放課後fatalの幹部の集まりがあったから、風紀が使っている教室に向かう。
「「お疲れ様です」」
ふたりで声を揃えていうと、冬夜さんだけが「お疲れ」と返してくれた。
これは、いつものこと。
たまに機嫌がいい時は夏目さんと秋人さんも返事をしてくれるけど、めったにない。
もう慣れたし、“こういう人たち”だからなんとも思っていない。
というか、今日は秋人さんまだ来てないのか……。