総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「fatalやnobleでさえ倒せなかったあの当時圧倒的に強かったbiteをひとりで倒しちゃうなんて……!しかも、恩を売るわけでもなく消えてくなんて……。サラはね、伝説なんだよ!」
熱く語られ、なんだか気恥ずかしくなる。
か、過大評価しすぎだと思うけど……。
「そ、そうなんですか……」
「ふふっ、そうだよ~」
彼があまりにも誇らしげだから、何も言えなくなってしまった。
人から自分の話を聞くって、恥ずかしいなぁ……。
「……あ!」
再び、突然声を上げた彼に驚く。
こ、今度はなんだろう?
「自己紹介まだだった!!」
そ、そう言えば、名前を聞いていないことに私も気づいた。