総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「弥生、華生」
「「はい」」
冬夜さんに呼ばれ、返事をする。
「ごめん、夏目が帰ってくるまで待とうと思ったんだけど、もう始めよっか?」
俺とやよはノートを閉じて、テーブルのほうへ集まった。
早く帰りたいな……今日は帰ったらすぐに寝て、明日は早く学校に行こう。
由姫にあったら、ぎゅーってしようっ……。
翌日のことを想像するだけで、自然と笑みがこぼれた。
この時、俺たちの周りで急激に歯車が動き出していたことなんて……知る由もなかった。
*次回の更新3月18日(水)13:00〜*