総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「……っ、え?」
南くんが、3年生……?
う、うそ……!
「み、南くん、年上だったのっ……!?」
驚きのあまり開いた口が塞がらない私。
南くんは、いつものかわいらしい笑顔を浮かべていた。
「そうだよっ!もう、子供扱いなんてひどいなぁ~」
「ご、ごめんなさい、かわいかったからつい年下だと……」
身長も160センチくらいの小柄だったから、まさか年上だと思わなかった。
って、し、失礼だよね……。
「ふふっ、由姫だから許してあげる」
怒っている様子はなく、むしろなんだか嬉しそうな南くん。