総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「ちっ……なんだよ」
「その日はね、僕と鬼ごっこしてたんだぁ~。罰ゲームがね、激辛ラーメンだったの」
……え?
「は?」
なっちゃんは、ぽかんと口を開けている。
正直私も、わけがわからなかった。
み、南くん……助け舟を出してくれたんだろうけど、その言い訳はさすがに無理がありすぎると思うっ……。
「由姫、辛いもの苦手だから必死に逃げてて……それで、間違って入ってちゃったみたい」
そ、そんなの、信じるわけ……。
「意味わかんねーけど、狂ってるお前ならやりそうな話だな」
し、信じたっ……!
なぜか納得してしまったなっちゃんに、私のほうが驚いた。