総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
『ふふっ。こんにちは、なっちゃん』
『もう!毎日来てって言ったのに~!』
『寂しかった!』と言って、私から離れようとしないなっちゃん。
年上なのに、なっちゃんは本当の弟みたいにかわいかった。
『サラ、こっちおいで。お菓子食べよ』
ソファに座っている秋ちゃんが、そう言って手招いてくれる。
『わーい!』
お菓子という言葉に反応し、私はなっちゃんの手を繋いだままソファに移動した。
お菓子をひとつ口に入れた時、春ちゃんが近づいてきて私の隣に座った。
『サラ、久しぶり』
私の頭に優しく手をおいて、『元気にしてた?』と気遣ってくれる春ちゃん。