総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
この時はまだ、春ちゃんに対して時別な感情はなかった。
優しいお友達っていう認識だった気がする。
『春ちゃん、久しぶり!』
『5日もアジトに来ないから、心配した』
言葉通り心配そうに言われ、ふふっと笑う。
『テスト勉強で、お母さんに遊びに行くの禁止されてたの』
いつもテスト2日前からは、隔離状態だから……あはは……。
『サラのお母さんはスパルタだね』
春ちゃんは、なぜか楽しそうに笑っている。
『今日はサラに会えたから、いい日だ』
私に会えたくらいでいい日なんて、春ちゃんってば幸が薄いのかな……?