総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
生徒会役員になりました。
「それじゃあ早速、生徒会について説明させてもらう」
舜先輩が、マニュアルのようなファイルを取ってきてくれて、それに沿って説明をしてくれた。
もう私が入るのは確定事項のようなので、この流れには逆らわない。
やると決めたからには、ちゃんと働かなきゃっ……。
舜先輩たちが人手不足だったのは本当だろうし、たくさん良くしてもらった分恩返ししたい。
「主に活動時間は早朝と放課後。用事がある日は、そちらを優先させてくれて構わない。……まあ、こいつはサボりすぎだがな」
説明しながら、南くんに視線を送った舜先輩。
「えー、そんなことないよ~」
どうやら、南くんは休みがちみたい。
確かに、この前来た時もいなかったし、用事というのが忙しいのかもしれない。