総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
「生徒会長様は週の半分はサボっているが……まあ、由姫が入れば来るようになるだろう」
……ん?
さっきもそんなことを言っていたような……私が入ることと、蓮さんになんの関係があるんだろう?
「今話しておくのはこのくらいか。何か質問はあるか?」
舜先輩の言葉に、慌てて質問を投げる。
「あの、生徒会はnobleのメンバーで構成されているんですよね?部外者の私が入っても、大丈夫でしょうか……?」
一番気になっていたのはそこ。私、きっと歓迎されないと思う……。
こ、こんな地味な感じだし、部外者だもん……他の人からしたら、なんだこの女って思われて当然だ。
そう不安に思っていた私とは違い、舜先輩はそんなことかと言わんばかりにあっさりと答えた。
「ああ、問題ない。そこは俺たちでどうにでもできる」