総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
もう一度確認するように聞いてきた彼に、私は肩を落とす。
こんなところでバレるなんて……とんだ誤算だった……。
「……どうして、わかったんですか?」
彼の瞳が、更に輝きを増した。
「やあっと認めてくれた……!」
それはそれは嬉しそうに微笑む彼は、無邪気な子供みたい。
「僕ね、サラのこと大好きなんだ。だからわかった」
大好きだからわかったって……。
幼なじみの拓ちゃんでさえ言うまで気づかなかったのに、そんなことあるのかな?
納得できない私を見て、彼は他の理由を探すようにうーんと頭を悩ませた。
「強いて言うなら、骨格かな?」
「骨格?」
「うん、骨格が完全に一致してたからわかった」
……そ、そんな見分け方ができるの?