総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
ひとりで大勢を倒すサラは本当に美しいの一言で……いったいあの日、何人の人間がサラに魅了されたのかは計り知れない。
俺はあの日、サラを絶対に俺だけのものにすると改めて心に誓った。
サラから突然引っこすと言われた時は、ひどい焦燥感に襲われた。
サラがいなくなるなんて、耐えられない。
次はいつ会える?
連絡はくれる?
というか、ただの友達の俺なんて、このままじゃ疎遠になるんじゃないか……?
当時サラはスマホを持っていなかったし、このままじゃ連絡手段だって途絶えてしまう。
もっと仲を深めてからと思っていたが、焦って口から出た勢い任せの告白。
でも……サラはそれに、頷いてくれた。
サラが自分の恋人になった日は、嬉しすぎて眠れなかった。
サラの本名も知ることができた。