総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜




「嘘つけ……ちっ、くそ束縛独占欲男」



夏目が心底うっとうしそうにしてるけど、わかってるなら聞くんじゃねー。

俺がサラのことを、他の男に教えてやるわけないだろ。



「あ~、会いたい。どこにいんだよサラは……」



……ちっ。

俺だって会えてないんだ、お前らが会えるわけねーだろ。

夏目の言葉に、苛立ちが募る。



「お前は適当な女とでも遊んでろ」



そう吐き捨てるように言ってやった。



「あ?言っとくけど、お前と付き合ってるからって誰もサラのこと諦めてねーからな」



……んなこと、言われなくてもわかってる。

fatalの人間だけじゃない。

つーか、一番やっかいなのはnobleの幹部3人。

あいつらはずっと要注意してるし、いつまで経っても諦めないから目障り極まりない。



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