総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜
アイドルと遜色ない愛らしい容姿に、女子として負けた気がした。
お目目も、くりくりだっ……。
「じゃあ、気づいたのは僕が初めてってこと?」
「はい、見破られたのは初めてです」
今までサラを知っている人には何度か会ったけど、誰にも見破られなかったもん。
あまりにもバレないから、油断してしまった……。
いやでも、骨格で見分ける彼がすごいだけだと思う。
「ふふっ、僕の愛を感じた?」
「あ、愛?」
「もう!さっきから大好きだって言ってるのに!僕ね、サラの大ファンなの!」
両手を握り合わせながらそう話す彼は、もうかわいい女の子にしか見えない。
きゅるるんっという効果音がつきそうなかわいさ。