ラブホマニアの探偵

土曜日

ネットにあった住所に来たはずなんだが、、、なぜだかラブホに来てしまった。
「あれっここであってるよなぁ」
『あってますよ』
「え」
入り口で何度もスマホで確認していた俺に黒髪の前髪を斜めがけしている女性に声をかけられた。年は19歳くらいだろうか。前髪に隠れて見えにくいが整った顔をしていてカジュアルな格好をしている
『探偵希望の方ですよね』
「あ、はい。えっと探偵事務所の方ですか。」
『はい。とりあえずこちらへどうぞ』
「え、あ、はい」
ラブホに入っていく女性を追って慌てて入っていった。
彼女は受付のタッチパネルで部屋を選択して平然とエレベーターに乗っていった。
固まっているとどうぞと声をかけられてエレベーターに乗った。
ボタンの前にたっている彼女に一番気になっていることをぶつけてみた。
「あの、、」
『はい』
「なぜラブホにいるのでしょうか。」

『ここが事務所だからです』
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop