白雪姫に極甘な毒リンゴを 3 (桃華の初恋編)
☆十環side☆
桃ちゃんから受け取った
2つのキャラメル。
放課後
俺はそのキャラメルをバックに入れ
一颯の家に向かった。
どうしていいかわからなくて、
得意の作り笑いすらできない俺を
一颯に助けてもらいたくて。
ピンポーン。
一颯の家のインターホンを押した。
「あ、りっちゃん。一颯……
え?」
俺の言葉なんて聞きたくもない
みたいな顔で
りっちゃんがいきなり
俺に白い粉を投げつけてきた。
「ちょっと……どうしたの?」
りっちゃんは唇をギュッとかみしめ
涙をぽろぽろ流して
俺への恨みをぶつけるように
何度も白い粉を投げつけてくる。
その時
2階から一颯が駆け下りてきた。
「六花、何やってんだよ」
「だって……
十環先輩のことが……
許せないんだもん!!」
「だからって
十環の話も聞かないで
塩を投げつけるとかダメだろ!!」
一颯の言葉に
塩を投げる手が止まった、りっちゃん。
そして、瞳に涙をためたまま
俺の瞳を睨みつけてきた。
「十環先輩はわかってない!
桃ちゃんは
普段は目つきが怖いかもしれないけど
笑うととってもかわいいもん。
結愛さんなんかより
桃ちゃんの方が100倍も1000倍も
かわいいんだから!!」
大粒の涙を流し
俺に怒りをぶつけるりっちゃんを
諭すように
一颯が優しく声をかけた。
「六花、お前の気持ちもわかるけどさ
これは十環と桃ちゃんのことだろ?
十環、ごめんな。
先に俺の部屋に行っててくれる?」
「ああ」
一颯は「悪いな」と
俺にもう一度謝って
泣き止まないりっちゃんの肩を抱いて
リビングに入っていった。
桃ちゃんから受け取った
2つのキャラメル。
放課後
俺はそのキャラメルをバックに入れ
一颯の家に向かった。
どうしていいかわからなくて、
得意の作り笑いすらできない俺を
一颯に助けてもらいたくて。
ピンポーン。
一颯の家のインターホンを押した。
「あ、りっちゃん。一颯……
え?」
俺の言葉なんて聞きたくもない
みたいな顔で
りっちゃんがいきなり
俺に白い粉を投げつけてきた。
「ちょっと……どうしたの?」
りっちゃんは唇をギュッとかみしめ
涙をぽろぽろ流して
俺への恨みをぶつけるように
何度も白い粉を投げつけてくる。
その時
2階から一颯が駆け下りてきた。
「六花、何やってんだよ」
「だって……
十環先輩のことが……
許せないんだもん!!」
「だからって
十環の話も聞かないで
塩を投げつけるとかダメだろ!!」
一颯の言葉に
塩を投げる手が止まった、りっちゃん。
そして、瞳に涙をためたまま
俺の瞳を睨みつけてきた。
「十環先輩はわかってない!
桃ちゃんは
普段は目つきが怖いかもしれないけど
笑うととってもかわいいもん。
結愛さんなんかより
桃ちゃんの方が100倍も1000倍も
かわいいんだから!!」
大粒の涙を流し
俺に怒りをぶつけるりっちゃんを
諭すように
一颯が優しく声をかけた。
「六花、お前の気持ちもわかるけどさ
これは十環と桃ちゃんのことだろ?
十環、ごめんな。
先に俺の部屋に行っててくれる?」
「ああ」
一颯は「悪いな」と
俺にもう一度謝って
泣き止まないりっちゃんの肩を抱いて
リビングに入っていった。